ピンを刺そう!

ピンの刺し方 基礎知識(テネリーフレース)
ホアン
ホアン

型紙を万十につけたら、次はなにをやるの?

まーこ
まーこ

型紙でピンを刺すように指示があるところに、ピンを刺していくよ。

テネリーフレースのピンの刺し方

簡単そうに聞こえますが、実は、ピンの刺し方をちょっと工夫すると、その後の作業がやりやすくなります。

今回は、テネリーフレースでピンを刺すときのポイントをご紹介しましょう。

ピンを刺す理由

テネリーフレースは、何もないところに針でレースを作り出すレースなので、作りだしたい空間を他の空間と分け、その中で複数の糸を絡めながらレースの形に仕上げていきます。

ピンは、空間を仕切る役割と、糸を絡める際の糸のよりどころとするために使われます。

 

少し難しい言い方をしてしまいました。要は、テネリーフレースは渡した糸に他の糸を結んだり絡めたりして作るので、元(骨組み)になる糸を渡すためにピンを刺すのです。

 

骨組みになる部分なので、正確に、頑丈に刺す必要があります。

別の糸でかがっているときに、ピンが倒れてきて、渡した糸が緩んできたら、綺麗にかがれません。

 

では、どのように刺していったらいいのでしょうか?

ピンの刺し方

レースに限らず、物事は、本番よりも準備の方が重要、という場面が結構あります。

テネリーフレースもその一つ。ピンをちょっとした工夫をしながら刺すだけで、かがりの際のストレスが減少します。

 

結論を先に行ってしまうと、ピンは少し斜めに刺しましょう!

ピンの刺し方

図の右側のピンのように少し斜めに刺します。

つい、左のように垂直に差したくなりますが、右のように外側に少し傾く形で刺します。

理由は、ご想像どおり糸が外れにくくするためです。でも、それだけではありません。実は、かがる時のために、斜めに刺すのです。

 

テネリーフレースでは、糸を渡し終えて、中心をまとめたら、周囲に刺しているピンは全て万十に刺し込みます。かがりの糸がこれらのピンに引っかからないようにするためと、渡した糸が外れないようにするためです。

次の図を見てください。ピンを刺し込んだ状態(のつもり)を、横から見た図です。赤い部分は糸です。

ピンと糸の関係

左のピンは真っ直ぐ刺したもの。糸がピンの頭の縁にかろうじて引っかかっています。ピンの頭が大きければ大丈夫かもしれませんが、いつ外れてもおかしくない状態です。

一方、右の方のピンは軸の部分と頭の縁の境の部分に糸が入り込んでいます。図では、最後まで刺し込んでいませんが、実際には頭の縁が台に当たるまで刺し込むことが出来るので、糸はピンの軸と頭の縁の空間に閉じ込めることが出来、外れにくくなります。

 

この図を見ると、ピンは斜めに刺すべきだとわかっていただけますよね?

 

でも、実は、斜めに刺せば絶対に大丈夫、という訳でもありません。

レースで使うピンは頭が小さいので、18番のレース糸を使っていると、このように斜めに差しても糸が外れてしまうこともあります。でも、垂直に刺すよりは外れる心配が大分減りますから、是非とも斜めに刺してください。


あとがき

ピンの刺し方ひとつで、その後の作業効率が変わってくるので、是非とも知っておいて欲しくて、今回、ピンの刺し方について説明をしてみました。

もちろん、花カードや花あみルーム、テネリーフ器具などを使って作る方には、全く役に立たない情報ですが、まあ、知っておいて損はないでしょうから・・・