
花モチーフカードや花あみルームなどで、テネリーフレース(もどき)を作ってみて、本格的にやってみたくなったんだけど…、
何を揃えたらいいの?

すごい! ホアン、頑張ってね!
だったら、教室で先生が推奨していた道具を教えてあげるね。
テネリーフレース制作のための道具
万十(まんじゅう)
『まんじゅう』と言いますが、食べ物ではないですよ(わかっているか..)。
アイロンの仕上げ用に使われるもので、様々な形があります。が、テネリーフレースをするためには、まさに饅頭型のもの、つまり円形の丸万と呼ばれるものがいいでしょう。
とはいうものの、テネリーフレースは円形のモチーフを作ることが多いため丸万を勧めているだけなので、もし、長方形や変形のモチーフを主に作るつもりと決めている方は、円形にこだわる必要はないと思います。
この、『万十』はピンを立てるために使います。なので、ピンを根元まで刺し込めるだけの高さ(深さ?)が必要です。
ピンは、長くても3㎝以下なので、高さ4㎝は欲しいところです。なので、普通のアイロン台を使おうと思うと、少々高さ的に足りない感じになります。
また、刺したピンが動かないような硬さも必要です。そのため、いくら高さがあっても、座布団やクッションなどでは代用はききません。
ピン跡が残りますし、出来れば専用のものを用意された方がいいでしょう。
ピン
いわゆる、虫ピンで大丈夫です。
ひつじのまーこが習った教室では、ボビンレース用のピンを代用するように勧められましたが、ボビンレースをする予定がない方で、新たに購入を考えているなら、虫ピンを買えば大丈夫です。
と言われても、たくさんの種類があって迷ってしまうかと思いますので、選ぶ際のポイントを挙げておきましょう。
- 太さはお好みで大丈夫ですが、初心者のうちは張る糸を引っ張りすぎてしまう場合があるのである程度硬さがあるものが望ましいです。
- 長さは手持ちの万十に差し込める長さ。理想は2.5㎝程度。長くても3㎝ぐらいまでが扱いやすいと思います。
- 頭の大きさは、虫ピンと聞いて想像する程度の大きさとでも言っておきましょうか。
※ 「待ち針」はできれば使用しないでください! (頭部分が大きすぎるため、かがる時に邪魔になります。また、虫ピンと比べると強度がないため、針が曲がってしまうことがあります)
かがり用の針
『かがるための針』は、クロスステッチ用の針のように先の丸い針を使います。
普通の縫い針やフランス刺繍用の針だと、先が鋭いので、ピンにかけて張ってある糸を割ってしまったり、針先で引っかけてしまったりするので、使いません。
また、中心に穴の開いていない万十でかがりをやる場合、先が曲がっていてある程度長さのあるものが使いやすいです。教室では、スエーデン刺繍の針を勧められ、使用しましたが、とても使いやすかったです。
型紙
『型紙』と言っても、洋裁の型紙とは違い、特別な用紙を用意する必要はありません。
コピー用紙のような紙に自分の作りたいデザインを描き、ピンを刺す位置、かがる部分や広さなどを描き加えたものが『型紙』になります。

一定の角度の放射線が描かれているので、自分が使用するピンの数にあわせて、必要な線を色ペンや太いペンなどでなぞり、どのステッチをどの部分までやるのかがわかるように案内線を描けば、型紙として使うことが出来ます。
円形モチーフの型紙を作る時、一番難しいのは、均等にピンを配置することなので、正確な角度の放射線が描かれているのは本当にありがたく感じます。
ここまで、褒めておきながら言うのもなんですが、この用紙、今では市販されていないみたいですので、最初の1枚だけ、ご自分で正確な角度で描いたものをご用意してください。
型紙を覆う紙
『型紙を覆う紙』は、トレーシングペーパーのような半透明な紙を用意します。
- 紙の色は好みで構いませんが、糸を見易い色を使った方が楽です(教室では目に優しいからと緑色を勧められましたが、緑の糸を使う時は優しくないような気がします)。
- 覆う紙の強度は大切です。針先でこすっても穴が開かないような、ある程度厚みがあるものを使いましょう。
必要な道具は以上です。
どれもすぐに手に入るものばかりです。特殊なものは必要ありません。
全て用意したら、早速、作りはじめましょう!