テネリーフレースって、何?
テネリーフレースって、どんなもの?
テネリーフレースと聞いて、実際のものが思い浮かぶ人は少ないと思います。
なので、まずは、ひつじのまーこが勉強のために作ったものをご覧ください。
これが、オーソドックスなテネリーフレスのモチーフです。糸を放射線状や往復するように渡し、それらを土台にして結んだりかがったりして作ります。
テネリーフレースは、このようなモチーフを作り、それらをつなぎ合わせたり、布に縫い付けるなどして用いられます。
名称について
16世紀にテネリーフ島で作られたためこの名前(=テネリーフレース)が付いたと言われています。
が、円形に作った場合、放射線状に渡した糸と、結んだりかがったりした結果出来上がったモチーフの形が、太陽のように見えるので、Sol Lace(=ソルレース)とも言われるようです。
また、ラテンアメリカでも盛んに作られているようで、その地の名前を用いて、Brazilian Lace(=ブラジリアンレース)とか、Bolivian Lace(=ボリビアンレース)といった名前で呼ばれることもあるようです。
テネリーフレースの仲間
仲間という言い方が正しいのかどうか・・・・、
テネリーフレースは、使う道具によって、多少違う呼び方をします。
呼び方だけではなく、技法も、多少、違ってきます。ですから、全く同列に扱えないような気がするので、一応、違うものとして書いてみますね。
花カード・レース
四角や丸、ひし形などのカードを使って作ります。
日本編物検定協会主催のレース編物技能検定3級を受験する時に必須のレースです。
テネリーフレースを簡単にしたものなので、
が、
花あみルーム
クローバーさんから、花モチーフを簡単に作る器具として、「花あみルーム」「花あみルーム<ミニ>」という器具が出ています。
これをテネリーフレースの一種と言っていいのかどうか、自信がないのですが、見る限り、テネリーフ器具の簡易版のような器具なので、テネリーフレースの一種として扱ってしまいます。
特徴としては、クローバーさんの主張通り、
・四角やサイズ違いのものが用意されているので、違うデザインも作りやすいです。
これらは、糸を渡して、花のようなモチーフを作るところはテネリーフレースと同じなのですが、違うところもあります。
それは、中心の作り方とかがり方。
ここで説明を始めると終わらなくなりそうなので、詳しくは別の機会にしますね。その時をお楽しみに!