中心のまとめ方(4)

往復する方法 基礎知識(テネリーフレース)
ホアン
ホアン

真ん中を縛ったら、ダーニングするって言ってたよね?

まーこ
まーこ

よく、覚えてたね。偉い!

ホアン
ホアン

もしかして、そのやり方も、いくつか種類があったりするの?

まーこ
まーこ

当たり~♬

中心のダーニング

中心部分を十字でまとめ、こま結びをすることはすでに書きました。が、中心のまとめはこれで終わりではありません。もう一段階、ダーニングという作業が残っています。

今日は、この工程について書いていきます。

『ダーニング』とは?

最近はやっている「ダーニングマッシュルーム」と使って繕う『ダーニング』とはちょっと違います。

が、基本は同じ。

なみ縫いの要領で、一定間隔に「上→下→上→下・・・」と糸を通していく作業です。

 

テネリーフレースのテキストでは、ダーニング(・ステッチ)とか、ぞうりかがりと呼んでいます。

「ステッチ」とか「かがり」とついているように、基本的には、テネリーフレースの模様を描き出すためのかがり方の一種なのですが、中心を1点でまとめる時には、必ずと言っていいくらいこの『ダーニング』を施します。

なぜ、『ダーニング』をするの?

中心を1点でまとめる時、『ダーニング』をするようにテキストには書かれています。どうしてでしょう?

理由は、書かれていませんが、ひつじのまーこは勝手にこう解釈しています。

 

協会によってやり方は様々ですが、中心を1点でまとめる時は、十字を作ってこま結びをします。

こま結びしたから、きちんと中心を定めることが出来たかのように感じますが、実際やってみると、結んだ部分を針先でツンツンすると、上下左右に動いてしまいます。結構不安定な状態なのです。

この状態のまま、かがりや結びの作業に入ってしまうと、せっかくきれいにまとめた中心がずれてしまいます。また、針先が引っかかったりすると、糸がつれたり、緩んだりする心配もあります。

この心配をなくすために、『ダーニング』をするのだとひつじのまーこは思っています。ダーニングは固めにすると、糸が縦横にがっちりと組み合わさるので、1本1本を引っ張らない限り、糸が飛び出てきたりする心配はありません。そして、中心の十字部分を囲むようにダーニングをすれば、十字部分が動きにくくなります。安心して、かがりや結びの作業に集中できるわけです。

『ダーニング』のやり方

大きく分けて、2種類あります。

  1. 往復する方法
  2. ぐるぐる回る方法

どちらのやり方でも、OKです。その後のかがり方や、デザインに相応しい方法を選んでくださいね。(もちろん、テキスト等に指定があればそれに従ってくださいね)

往復する方法

  • 一つのピンから、糸が2本出ています。これを1セット(1山)として扱います。

2本で1セット

  • 使う糸は、中心をまとめる時に針に通した糸、つまり掛け終わりの糸です。

開始位置は、こま結びをした後、針に通っている糸(掛け終わりの糸)が出ているところから一番近いところから始めます。

1番のピンから出ている糸でもいいですし、5番のピンから出ている糸でもいいです。

まわる方向は、お好みで!(右利きの方は反時計回りがやりやすいと思います)

1.最初の1セット(1山)をすくったら、次の1セット(1山)の上を通って、もう一つ向こうの1セット(1山)をすくいます。

つまり、1セットおきにすくっていきます。(下図の赤いライン)

往復する方法

2.一周まわったら、最初にすくった糸をすくい、戻っていきます。(図の青い矢印の根元部分)

3.1周目にすくったところは上を通し、すくわなかったところをすくって戻ってきます。(青いライン)

4.最初のところまで戻ったら、『ダーニング』は終了です。

同じ糸でかがりをする予定ならば、そのまま次のかがりに入っていきます。別の糸でかがりをするつもりの時は、糸始末をしておきましょう。(糸始末の仕方は後日、説明します)

 

もし、もう少しダーニングをしたいと感じたら、2周目の始めの部分をすくって3周目をかがっていきましょう。3週目は1周目と同じセット(山)を拾っていくことになります。

ぐるぐる回る方法

  • 一つのピンから、糸が2本出ています。これを1セット(1山)として扱います。

2本で1セット

  • 使う糸は、中心をまとめる時に針に通した糸、つまり掛け終わりの糸です。

開始位置は、こま結びをした後、針に通っている糸(掛け終わりの糸)が出ているところから一番近いところから始めます。

1番のピンから出ている糸でもいいですし、5番のピンから出ている糸でもいいです。

まわる方向は、お好みで!(右利きの方は反時計回りがやりやすいと思います)

 

1.最初の1セット(1山)をすくったら、次の1セット(1山)の上を通って、もう一つ向こうの1セット(1山)をすくいます。

つまり、1セットおきにすくっていきます。(下図の赤いライン)

最後は1本だけ

2.二周目に入るセット(山)は1本ずつで、扱います。

矢印部分は、一周目の赤いライン通りに1セット(1山)=2本すくいたくなりますが、1本だけすくって、もう1本の上を通すようにします。このようにすることで、1周目と2周目のすくう位置が互い違いになるので、ダーニング・ステッチとして成立するわけです。

3.1周目にすくったところは上を通し、すくわなかったところをすくいながら、もう一周します。(青いライン)

4.開始位置まで戻れば、基本的には終了です。

が、この方法で『ダーニング』をする場合は、中心部分にかがりとしてのダーニングをするデザインの時が多いので、続けて数周まわることが多いです。

次の周に進む時は、「2」でやったように1セットではなく1本だけすくって前の周とは互い違いになるようにしていきます。

中心の『ダーニング』をする時は、出来るだけ詰めて、固めにかがるようにしますが、針や糸を横方向に引っ張っても固くはなりません。機織りの時、筬(おさ)をトントンして締めるように、針を数セット(山)すくった状態で中心に向けてトントンするようにするとうまくいきますよ。

あとがき

中心の『ダーニング』について、書いてみましたが、どこまで伝わったか不安です。

実際に、横に座って伝えれば、大した内容ではないんですけど・・・本当、文章って難しい!