
前回よりも、少~し簡単な方法を教えてあげるね。

本当に簡単?
まーこの簡単はあてにならないから、不安・・・
『日本手芸普及協会』流、まとめ方
今回は、『日本手芸普及協会』がテキストで紹介している「まとめ方」を紹介します。
前回の方法より、工程が少ないので、覚えやすい(?)と思いますよ。
1.かけ始めの糸を針に通します。
15cmほど残して休ませておいた糸端を、針に通します。この時使用する針は、スエーデン刺繍用の針のように先が丸くて、反っていて、少し長めのものがお勧めです。
2.対角線上のスペース(12と1の間)に針を入れ、糸端があったところ(2と11の間)にもう一度出します。
通し終わったら、中心をまとめるように引き締めます。が、不安定な状態なので、上下左右いずれの方向にも移動してしまいます。型紙の中心点に留まるように、力を加減しながら引き締めてください。
3.休ませておいた掛け終わりの糸の上を通し、90度のスペース(5と7の間)の方に持っていきます。
4.90度のスペース(5と7の間)から針を入れ、対角線上のスペース(8と6の間)に出します。
5.針の糸と、掛け終わりの糸でこま結びをします。
まとめたところは、不安定です。こま結びをすることに熱中するあまり、中心がずれていたなんてことにならないように気をつけながら結んでください。
ピンを外すまで確認はできませんが、表側はこのようになっているはずです。
最初に通した糸(紫の線)と最後に通した糸(緑の線)とで、十字を描き出しているはずです。しつこいようですが、ピンにかかっているときは確認できませんけどね。
これで、中心のまとめは終わりです。『㈶日本編物検定協会』のやり方と比べると、中心をまとめる糸の本数が少ない(半分)ため、不安定です。逆に言えば、中心の位置がずれていても、直せるチャンスがあるわけです。
工程が少ないため、覚えやすいですが、不安定な状態のまま、こま結びをするところが難点と言えば難点です。
あとがき
いかがでしたか?
比較的、簡単でしたよね?
でも、この後に行うダーニングによって、中心の位置が確定するので、ダーニングをやる時に細心の注意を払う必要があります。簡単なようで、気が抜けないまとめ方だと、ひつじのまーこは思っています。