リングを作ろう!

タティングレースのリング 基礎知識(タティングレース)
まーこ
まーこ

チェインはもう作れるようになったよね?

ホアン
ホアン

うん💛

芯になる糸と絡む糸の色が違うから、大丈夫!

まーこ
まーこ

芯の糸と絡む糸が同じ色だから、ちょっと不安だけど・・・

リングを作ってみようか。

リングの作り方

チェインは、2色を使って作れたので、糸の絡み方が正しいかどうかわかりやすかったのですが、

リングは、芯になる糸も絡む糸も同じ色です。

そのため、慣れないうちは、正しく目を作れているかどうかわからなくて、大変ですが・・・

チェインでコツをつかんでしまえば、難しくはないはずです。チャレンジしてみてくださいね。

左手に糸を掛ける

チェインの時と糸の掛け方が違います!

『リング』という名前の通り、『になるように左手にかけます

掛け方は・・・、

1.シャトルの糸の糸端から10㎝ぐらいのところを、端が下になるように左手の親指と人差し指で持ちます

親指と人差し指で持つ

2.シャトル側の糸を、左手の外側を一周させます。

中指から・・・、

中指から

薬指→小指へ糸をまわし・・・、

薬指・小指の外側を通し

手のひら側を通して一周したら、最初の部分と一緒に持ちます。

一周させた後、持つ

このようにして、左手の外側に糸が回っている状態にしたら、右手にシャトルを持って、目を作り始めます。

目を作る

目の作り方は、チェインの時と同じです。

左手の糸が、右手の糸に絡むように作っていきます

リングを作る時は、左手の糸と右手の糸がつながっているため、同色になってしまうので、絡み方の正誤がわかりにくいですが、頑張って作っていきましょう。

左手の糸を広げる

順調に目を作っていくと、だんだん左手にかかっている糸が短くなり、目を作りにくくなっていきます。

このままでは、不都合なので、左手にかかっている糸を広げていきましょう。

広げるためには、左手にかかっている糸の最初に作った目の下から出ている部分(下の写真の矢印で示している糸)を

広げるために引く糸

下に引いていきます。

正しく目が作れていれば、素直に糸を引くことが出来、左手の周囲をまわっている糸の輪が広がります

 

※ この糸を引いても輪が広がらない場合は、それまでに作った目の中に、間違えているところが1か所以上あるはずです。

見て、どの目がわかれば、その目の部分まで解いて作り直してくださいね。原因となる目がわからない場合は、時々、糸を引いて、チェックしながら解いていきましょう。そうこうしている間に、綺麗に整列していない目を見つけることが出来ると思いますよ。

リングを完成させる

リングを構成する目をすべて作り終わったら、糸を引いてリングを完成させましょう

この時、引く糸は、左手の周囲の輪を広げるために先ほど引いた糸とは違います

引く糸は、「最後に作った目から出ていて、シャトルにつながっている糸」です。

リングを引き締める糸

この糸を引くと、輪がだんだん小さくなっていき、最後には、最初に作った目と最後に作った目が隣同士になって、リングが完成します。

この糸を引くときに、作った目がねじれているようなら(このようなことは、あまりありませんが・・・)、指で目の向きを直しておきましょう。


簡単にしか説明していないので、動画で確認したい方は下の動画をご覧ください。


あとがき

リングを作れるようになったら、あと少し、覚えるだけで、ほとんどのデザインを作れるようになります。

ここまでが、本当に大変なので、何度も何度も繰り返し、練習してマスターしてくださいね。

ここまでの大変さを思えば、今後、覚えることは「朝飯前」的な簡単さです。

もう一息、頑張って!