棒針の材料と使い心地
プラスチック製の棒針

前々回の記事をみてね。
竹製の棒針

前回の記事を見てね。
金属製の棒針
最後に取りあげるのは、金属製の棒針。
実は、ひつじのまーこ、金属製の棒針はほとんど使っていません。なので、大きな顔して書く資格はないのですが…
ちょっとやそっとでは、編み地の重さに負けて反ってしまうことは、まず、ありません。が、絶対、というわけでもありません。
もちろん、細くなればなるほど、耐久性は損なわれます。でも、同時に、編み地の重さも軽くなっていくので、それほど大きな問題にはなりません。
そして、
「細い糸で作ってこそレース」、などという思い込みをもっているひつじのまーこは、できる限り細い糸を使用しようとします。すると、0号よりも細い棒針があることはとっても大事なポイントです。
でも、いいことばかりではありません。
プラスチック製、竹製の棒針に慣れた身には、この重さは耐えがたく、できる限り避けています。
また、
手に沿ってくれないので、指の骨にぐりぐりと当たり、まるで力比べをしているかのような感じで、気持ち良くないです。
更に、挙げると、
少し錆始めた針金に糸を通しているような軋み感があり、実際には音はしていないのでしょうが、編んでいるとキシキシ鳴っているような感じがして気持ちが悪いです。
ここまで読んで、気づかれたかもしれませんが、ひつじのまーこは金属製の棒針が嫌いです。
でも、悲しいことに、0号よりも細い針で編みたい時は、金属製、しかも外国製のものしか選択肢がありません。(かつてはあったようですが、今はもう製造していないみたいです。とっても残念)
そのために、クンストストリッケンレースに挑む時は、自分の中から湧いて来る2つの欲求の狭間で究極の選択をすることになります。
↓
金属製の棒針の重さ、硬さ、軋み音を受け入れなければいけない
↓
耐えられそうにないから、編み心地のいい棒針を使う?
↓
40番や20番のレース糸しか使えない
最終的には、「手元の金属製の棒針のサイズが偏っていて、新たに棒針を購入しないと望む大きさの作品を作れない」から、という理由をつけて、理想よりも太めの糸を使って作る、つまり、金属製の棒針を使用しないで作れるものを作る、という選択をしてしまっています。
ひつじのまーこは、自分に甘いんです。

でも、本当に繊細なクンストレースの作品を作るなら、金属製の棒針に慣れないといけないよねぇ・・・。
分かっているけど・・・・
あとがき
今回は、金属製の棒針の悪口で終わってしまった気がします。
金属製の棒針を好きな方には非常に不愉快な展開だったかと思いますが、あくまでも、ひつじのまーこ個人の意見です。
金属製の棒針で始めた方には、竹製やプラスチック製の棒針の軽さが心許なく感じることかと思います。
軋み音についても、ひつじのまーこが持っている金属製の棒針だけにしか起こらないのかもしれませんし、普通の人には気にもならない音かもしれません。
要は、慣れの問題です。住めば都と言われるように、慣れればどのような棒針でも楽しく快適に編むことが出来ると思いますよ。