
右上2目一度は・・・「取って編んで被せる」。
左上2目一度は・・・???・・・どうやるんだっけ?

「2目一緒に編む」だよ。
実践-小さなドイリー(4)
今日は、11段目から解説します。
いよいよ、「○上×目一度」が出てきます。名前が似ているので、間違えないように編み分けてくださいね。
そうしないと、花びらの模様が浮き上がってきませんよ。
11段目
編み図は、花びらを形作る部分と、背景を作る部分とで構成されていますが、それらがハッキリとわかるようになってくるのがこの段からです。
「○上×目一度」で囲まれた部分で花びらを作っていきます。
この部分は、1段目から表編みと掛け目で少しずつ増やしてきましたが、この段を境に少しずつ減っていきます。花びらの両サイドに「○上×目一度」を編むことによって、花びらの輪郭線を描き出していきますから、「○上×目一度」を正しく編んでいかなければいけません。
7段目の模様編みの最後にあった「掛け目」から徐々に増えていく部分で背景を描いていきます。
今回はこの部分が少ないので、花びらとのコントラストをあまり感じないかもしれませんが、背景部分の透け感と、花びら部分の密集した感じの対比がクンストレースの魅力の一つです。透け感を出すために掛け目が多用されるので、目を落としがちです。目数に気を配りながら編んでいきましょう。
12段目
偶数段です。全目、表編みをしてください。
その際、1模様ごとの目数(12目)を数えながら編んでいきましょう。
目数が足りない原因が、掛け目が抜けているだけであれば、前回の記事を参考にしながら、修正してくださいね。
「○上×目一度」が原因で、目数が増えてしまっている場合も考えられます。「右上2目一度」の最後の「被せる」過程をし忘れて、目が増えているようであれば、解いたりしないで、編む前に被せれば大丈夫。正しく編んだ状態に戻せます。
13段目
背景の模様部分に、「右上3目一度」が出てきます。不安な方は、こちらを参考にしながら編んでいってください。
14段目
偶数段ですが、全目表編みという訳ではありません!
花びら部分を構成している5目を使って、花びらの最後の部分を模様に編んでいます。具体的には、
〔右上2目一度-表目-左上2目一度〕
となっています(背景部分の編み方は、全て表編みです)。注意してください!
この段を無事編み終えたら、棒針とはオサラバです。
かぎ針をご用意してくださいね。
あとがき
やっと、終わりが見えてきました。もう一息です。
頑張ってくださいね。