
棒針って、0号までしかないけど、60番とか80番のレース糸は0号で編むの?

ホアン、いきなり細いレース糸で練習するの?
すごーい! 勇気あるね!

聞いてみただけなんだけどなぁ。
レース糸と棒針の関係
ホアンを、からかって、悪かったかなぁ・・・。
罪滅ぼしという訳ではないですが、細いレース糸を何号の棒針で編むのか説明いたしましょう。
レース糸と棒針の一般的な関係
クンストレースを教室などで習うと、
『〇番のレース糸は、×号の棒針で編みましょう』
というようなことを教わります。この説には、ひつじのまーこはちょっとした異論があるのですが、とりあえず、皆さんに紹介しましょう。
レース糸の太さ | レース針の号数 |
---|---|
8番 | 7号 |
18番~20番 | 3号 |
20番~40番 | 2号 |
40番~60番 | 1号 |
60番~80番 | 0号 |
この表に従って編むと、テキストなどに載っている作品に近いものが編み上がるはずです。
ダレ(こじんまりし)ちゃう!
今、紹介した表に従って編んだにもかかわらず、出来上がったものが、大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりしていませんか?
もしそうであれば、あなたには、緩く編むとか、硬く編むというような癖があります。
このような癖があることがわかったら、どうしたらいいのでしょう?
一番簡単な方法は、緩く編みがちな人は表に表示されている号数よりも1号小さい棒針で編み、硬く編みがちな人は1号大きい棒針で編む方法です。難しくないですよね。
でも、この癖、悪いことではないのですが、出来るなら、一般的な硬さで編めるように、なおした方がいいでしょう。特に緩く編みがちな人で、細い糸を使って編みたい人はなおすべきです。
なおさないと、80番の糸を編む時に、日本の手芸店で購入できる棒針では編めないという悲劇に見舞われてしまいますよ。(もちろん、外国の棒針を購入すれば編めますけど・・・)
では、どのようになおしたらいいのでしょう?
ここで、説明して差し上げたいのですが、左手にどのような形で糸を掛けているかによって対処方法が変わってしまうので、今回はやめておきます。今後、棒針の持ち方と糸の掛け方に関する記事を書くつもりなので、その時に詳しくご説明いたしますね。
レース糸と棒針の関係(ひつじのまーこ流)
ひつじのまーこは、先に挙げた一般的な糸と棒針の関係についてちょっとした異論があると申し上げました。この異論について説明しますね。
異論があると言っても、基本は一般的な関係に従って糸と針を選びます。が、クンストレースの作品を作る時、自分の中でこんな風に仕上げたいというイメージがあります。
カチッとした仕上げにしたい、とか、図案が優しい雰囲気のものだから、手に取ったらふんわりと手に乗るような柔らかい仕上げにしたいといったような…
このようなイメージは、一般的な糸と棒針の関係に従っているだけでは実現することが出来ません。時には、1~2号小さい(または、大きい)棒針を使う必要が出てきます。そんな時、ひつじのまーこは、迷わず、教室で教えられたことを無視します。
上に挙げた表に書かれている糸と針の関係は、あくまでも、参考にすぎません。絶対的なルールではないのです。
初心者の時は、一般的な糸と棒針の関係に従って練習をしてほしいですが、中級以上になったら、上の表にとらわれることなく、自分なりの判断で糸と棒針を選んでみてくださいね。