ブレードのつなぎ方の、第2回。今回は、「とじ針を使ってつなぐ方法」を紹介します。
とじ針を使ってつなぐ方法
『とじ針を使ってつなぐ方法』は㈶日本手芸普及協会のテキストにしか載っていませんので、そこに掲載されているものだけを紹介します。(たぶん、ちゃんと調べれば他にも方法はあると思うのですが・・・)
千鳥かがりでつなぐ
『千鳥かがり』は、テネリーフレースやバテンレースでも使われているかがり方なので、それらを作ったことのある方は抵抗はないと思います。
『千鳥かがり』は、針は右から左へさしますが、進行方向は右。なので、このつなぎ方をする場合は、ブレードの左から始めます。
つなぎ方
準備:2本のブレードを突き合わせ、とじ針につなぐための糸を通しておきます。
1.一方のブレード(A)の左端のループに上から針を入れ、続けて、もう一方のブレード(B)の左端のループに下から針を入れます。
2.最初のブレード(A)の「1」で針を入れた隣のループの上から針を入れ、「1」で針を入れたループの下から針を出します。
3.ブレード(B)に移り、「1」で針を入れた隣のループの上から針を入れ、「1」で針を入れたループの下から針を出します。
4.ブレード(A)で、最後に針を入れたループの右隣りのループに上から針を入れ、最後に針を入れたループの下から出します。
5.ブレード(B)で「4」と同じことを繰り返します。
6.「4」~「5」を繰り返します。
7.最後は、右端の1回しか糸の通っていないループ(ブレード(A)とブレード(B)に、それぞれ1ループずつあるはずです)に、一方は上から、もう一方には下から針を入れます。
※ 「1」「7」の工程は、端をよりきれいに仕上げるための工程です。わからない、と思われたら、無視してしまってもいいかも・・・です。
動画もありますが、ひつじのまーこ自身がこのつなぎ方が苦手なので、イマイチ・・・かも。
ノット結びでつなぐ(結びつなぎ)
これは、テネリーフレースで習った、左に進むコーラルノットと同じ結び方です。針を入れる場所さえ間違わなければ、たぶん、上手くいきます。
つなぎ方
1.上のブレードから1ループ、下のブレードから1ループ、それぞれ拾います。
上のブレードから拾う時は針を上から入れ、下のブレードから拾う時は下から入れるようにして拾います。また、この時点ではループを針にかけた状態にしておきます。
2.ノットを結びます。
針から出ている糸で作った輪に針を通して結ぶのですが、輪をどのように作るのかに注意してくださいね。
3.「1」~「2」を繰り返します。
ノットとノットの間の長さに注意しましょう。長すぎるとたるんでしまいますし、短すぎるとつれてしまいます。
上下のブレードから1ループずつ拾うと書きましたが、2ループ以上拾って結ぶことも出来ます。ただ、ループの数が多くなると、ノットがカッチリと結べなくなったり、ノットとノットの間の距離が長くなるので、ちょっと難易度があがります。慣れてから、チャレンジしてみてください。
このつなぎ方の動画も作ってみました。参考にしてみてくださいね。
あとがき
実は、ひつじのまーこ、今回紹介したとじ針を使ってつなぐ方法が苦手です。糸の撚りの関係でループの向きや位置が定まらないので、イライラしてしまうんです。しかも、出来上がってもひつじのまーこ好みの形態にならないので、無駄な努力をしたような気分になってしまって・・・多分、上手な人がやれば、素敵なレースって感じに仕上がるとは思うんです。そんな風に出来るまで努力すればいいと思うんです。思うんですけど・・・・ひつじのまーこには、やっぱり、無理そうです。