前回は、ヘアピンレースの編み方で、王道の『2本の棒の真ん中で、細編みをする』やり方について、簡単に説明をしたので、今回は、バリエーションとしてテキストで紹介されている方法を紹介していこうと思います。
ひつじのまーこも、一度もやったことがないやり方だから、上手く説明できるのか不安ですが・・・頑張るぞ!!!!
バリエーション-王道以外の編み方
バリエーションとして今回、紹介する編み方は、6種類。他にもあるけど、追いきれないので、興味のある方は、自分で探してみてくださいね。
「細編み1目」以外の編み方で編むもの
「細編み1目」以外の編み方で、編んでいくことも出来ます。
引きぬき編み、細編みを1目ではなく3目編んだものなどが、㈶日本手芸普及協会のテキストには載っています。
具体的なやり方は、
だけなので、基本の編み方をマスターしていれば出来ると思います。
どんな風に出来上がるのかというと・・・・

これは、中心を引きぬき編みをしたものです。細編み1目の場合と比べると、中心部分の伸縮が良すぎて、取扱注意!っていう感じです。

細編みを2目編んだもの
じゃあ、細編み3目なら? 長編みなら?・・・と想像の膨らんだ方はご自分で編んでみてくださいね。
中心に編まない
ヘアピンレースの始め方の時に、『2本の棒の中心に~』と解説しておきながら、言うのも何なのですが、中心に編んでいかないやり方もあります。
例えば、出来上がったブレードを布の縁につける場合など、一方が狭い方が望ましい時、ありますよね?
そんな場合は、編む位置を片方に寄せて編んでもOKです。
このようにする場合、
注意して編んでくださいね。ちなみに、『Clover社のヘアピンレース編み器 クリップ式』は中心部分に三角形がついているので、これを目安にすると、ちょっとだけうまくいくと思いますよ。

中心は細編み1目ですが、向かって右側は1㎝、左側は3㎝で編んでいます。
編んでみるとこんな感じになります。ちなみに、今回、面倒くさかったのでひつじのまーこは見本を作りませんでしたが、片方にループを全く作らないのも、有りです。
2本どり・・・?
こういう名前だったのかと、今回記事を書くためにテキストを開いて初めて知りました。(だって、ひつじのまーこは浮いたループをすくって細編みを編む基本のパターンの編み方しかやったことがないんだもん!!!)
具体的には、
どっちの糸をすくうべきか迷わなくていいので、混乱はしにくい編み方・・・なのかなぁ?

中心は細編み1目ですが、2本どりで編んだものです。 ループの根元の形が王道で編んだものと違っています。

2本どりで、中心に長編みを2目編んだものです。 細編み1目の時と比べるとループの根元の形の違いがハッキリとわかります。
最初の写真は、王道の『細編みを1目編む』と同じなのですが、2本どりで編むだけで、中心部分がこんなにもしっかりしてくるんですねぇ・・・。でも、その代わり、なかなか長くなってくれません。
また、中心部分を長編み2目にすると、ループの間の隙間が広くなるので、透け感満載過ぎ!って感じになります。
なんかちょっと、面白くなってきました。様々な編み方でブレードを作ってみたくなってきたような・・・・でも、やっぱ、面倒だなぁ。
ひつじのまーこは、挫折しそうな感じなので、興味のある方は、チャレンジしてみて、結果を教えてくださいね。
器具を回さずに編む
この編み方は、始め方からして、王道の編み方と違っているので、今回は、このようなやり方もあるんだよと紹介するだけにとどめておきます。やってみたいという方は、テキストを買って挑戦してみてください。
ひつじのまーこ、頑張って作ってみましたが、なんかループが・・・・きちゃない!
きっと、もっときれいに出来るんだよね? 多分・・・
あとがき
ひつじのまーこは、基本の『細編みを1目編む』方法でつくっているので、今回紹介したバリエーションで作ったブレードをどのように扱っていいのかわかりません。編み終わりの処理の仕方や、輪につなぎたい場合のやり方などについても、研究していないので、残念ながら解説はできません。申し訳ないのですが、皆さんそれぞれで、試行錯誤してください。
また、次回以降で、ブレード同士をつなぐ方法などを紹介していくつもりですが、その時も、基本の編み方で作ったブレードだけを取り上げるつもりなので、バリエーションで作ったものをつなぐ方法については解説をいたしません。ご了承ください。