前回に続いて、ヘアピンレースの終わらせ方の解説です。
細編みで終わる方法
この方法は、どのテキストにも載っていませんが、ひつじのまーこの習っていた教室の中で、ひそかに行われていた方法です。特別な事情のない限り、ひつじのまーこは今でもこの方法を使っています。
やり方
1.ループを必要数編んだ後、いつものようにかぎ針を立ててヘアピン器具を回します。
2.右側に来た棒にかかっているループを外します。
これ以上ループを作る必要がないので、右の棒にかかった糸を外します。
「1」でヘアピン器具を回すときに、糸がかからないようにすれば、この工程は無視していただいて構いません。
3.浮いているループをすくって細編みを1目編みます。
左手の糸が右の棒にかかっていない点を除けば、通常の編み方と同じです。
4.糸を切り、かぎ針を持ち上げるようにして、糸を輪から引き出します。
かぎ針にかかっている輪を広げるようなつもりで、かぎ針を動かすだけですから、簡単ですよね? 写真を乗せようと思ったのですが・・・微妙に写っていなかったので・・・ゴメンナサイ。
長所・短所
ひつじのまーこが感じる、Goodなところ
- かぎ針を持ったまま、終了作業が出来る
- 編む工程と、ほとんど変わらない動きのため、とっても覚えやすい
- 最後のループが浮かないので、混乱しなくて済む
ひつじのまーこが感じる、No Goodなところ
- 細編みを余分に編んでいるので、最後の部分がもたつく
- 細編みを余分に編んでいるため、輪につなぐ時につなぎ目がとても目立つ
引きぬくだけで終わる方法
この方法は、㈶日本編物検定協会のテキストで『輪につなぎ合わせる場合』の終わり方として載っている方法です。
ひつじのまーこが習っていた教室でも、この方法を推奨していました。
やり方
1.糸を切り、かぎ針を持ち上げるようにして、糸を輪から引き出します。
以上です。簡単ですね?
長所・短所
ひつじのまーこが感じる、Goodなところ
- 間違えようがないほど、非常に、簡単
- 輪につなぐ時につなぎ目が目立たない
ひつじのまーこが感じる、No Goodなところ
- 最後のループが浮いた状態のまま、終了してしまうので、慣れないと最後のループが、ブレードの左右どちらに所属するのかわからなくなってしまう
- ブレードとして使う場合、最後のループをとじ針で始末しないと、目立ってしまう
あとがき
前回と今回で紹介した『終わり方』の動画が出来上がりました。興味のある方はご覧になってくださいね。
次回は、ブレードの編み方(始め方でも終了の仕方でもなく、編み方です)について書いていこうと思っています。