結び方を覚えたので、様々な形を作れるように、目の増減の仕方などを覚えましょう!
増減なく編む
まずは、目を増減しないで結んでいく方法をマスターしましょうね。
難しいところは、段を変える時だけ、あとは、前回までに学んだ結びをしていくだけです。
作り方
1段目
前回の方法で、引き輪に結んでいきます。練習なので、何目でも構いませんが・・・・7目ぐらい結んでおきましょう。
2段目
1.1段目と反対方向に進んでいきたいので、編地を裏返します。
「引き輪をこて台から一度外して裏返し、改めてこて台につける方法」と、「強引に裏返す方法(この時、引き輪はねじれています)」とがあります。どちらのやり方でも構いません。
2.目板を1段目のループのところに置いて、結んでいきます。1段目のループの数と同じ数だけ、つまり、1段目と同じ数だけ(最初に手で結んだものは含みません)結ぶことになるはずです。
2段目以降の段の最初の目は、目板が不安定なので結びにくいですが、正しい位置になるように結びましょう。
3段目以降
編地を裏返し、2段目と同様に結んでいきます。
増し目
増減がない時は、一つのループに一つだけ結んでいたのですが、増すためには、一つのループに2つ以上結んでいきます。
一つのループに2つ結ぶ程度では、大丈夫ですが、3つ以上結ぶようになるとちょっと問題が出てきます。
1.位置の問題
前の段のループの中心に結び目を作るのが理想ですが、1つ目の結び目が、前の段のループの真ん中に結んでしまうと、2つ目、3つ目の結びが中心からずれてしまいます。
このようになるのは致し方ないのですが、気になる方は、最初の結びの位置(水色の点)をループの中心よりも左で結ぶなどの対策をした方がいいかもしれません。が、結んだ部分は動かせるので、全て結び終わってから位置を調整することも出来ます。
2.前の段のループの大きさの問題
基本、目板にフィットさせてループは作ります。なので、ループの大きさは一定のはず・・・・となると、同じ大きさのループに、一つしか結び目がない場合と、2つ以上結び目がある場合とでは、ループの開き方が変わってくるのは、想像できますよね?
これも、フィレレースの性質上、致し方ないことなのですが、このままで作っていくと、1㎜にも満たないずれが生じ、大きな作品を作る時に歪みが出来てきます。ひつじのまーこは対策をしたことはないのですが、気になる方は、研究対策してみてください。
減らし目
目の増し方がわかれば、減らし方も想像できますよね?
そう、2つ(以上)のループをまとめて結びます。
ただし、ここで一つ問題が・・・・どのループを上にするのか?です。
順番通りと言っても、最初のループつまり一番左のループを下にすべきか、上にすべきか悩むと思います。(ひつじのまーこは、かつてとても悩みました!)
でも、悩む必要はありません! 左のループから順番に拾っていってください。つまり、最初のループが一番下にくる形になります。
もちろん、編み物の時のように、右のループを下にしたいとかこだわりがあれば、右のループを拾ってから左のループを拾っても構いませんが、とっても拾いにくいです。
なので、こだわりがない方は、素直に左から拾っていってくださいね。
「言葉だけでは、いまいちわからない」という方は、動画も参考にしてみてください。今回は前回の反省を踏まえて、カメラ2台体制にしたので、多少ましになっていると思いますよ。
あとがき
平編の仕方について、簡単に説明しましたが・・・
今回説明した、目の増減の仕方がわからないと、正方形、長方形、円形などの様々な形の作品を作ることが出来ませんから、是非、マスターしてくださいね。もっとも、色々な形の作品を作りながら、目の増減方法を覚えるというのもありですよね・・・・う~ん・・・