前回は、網針に糸をつけて、巻くところまで説明しました。
今回は、実際に結ぶ作業を覚えましょうね。
結びの基礎
結び方
1.網針に巻いた糸の糸端を、くけ台にかけた輪の糸に、ひと結びします。今回は練習なので、糸端はほどけない程度の長さ(例えば5cm程)にします。この糸の輪を「引き輪」と呼びます。
この結んだところは、作るものによっては、ほどくこともあるのでかた結びにはしません。糸をクロスさせて1回だけ結べばOKです。
2.目板を用意して、今結んだところに沿えます。
この時、糸端の糸が目板の下、網針の糸が目板の上にくるように持ちます。
3.網針の糸を手の平側から外側に向けて、左手の指先を一周させます。
上の画像では、手がちょっと切れているのでわかりにくいかと思いますが、方向だけでも、確認してください。
一周させたら、左手の親指で軽く糸を挟み、動かないようにすると、輪が出来ます。
4.「3」で作った輪に、下というか、左から網針を入れ、同時に、引き輪(こて台に掛けた輪)にも下から網針を入れます。
※ この時、左の親指と人差し指でおさえているところから始まって、網針で終わる輪が出来ているはずです。この輪が次の工程で大切になるので、初めての時は確認してくださいね。
5.網針を上方向に抜くと同時に、左手にかかっている輪を外し、代わりに「4」で作った輪に左手を入れます。そのまま、網針を上方向に引いていくと、目板にかかっている糸が少しずつ小さくなっていき、やがて、目板にピッタリとくっつく感じになります。
6.糸が目板にフィットしたら、左手にかかっている輪を外して、結び目を引き締めます。
7.「3」~「6」を繰り返します。
以上を、動画にしてあります。が、ひつじのまーこは撮影が下手で、肝心なところが写っていないような・・・
それでも、構わないなら、手つきなどを確認してみてください。結び方を本当に学びたい方は、本を参考にするのがいいかもしれません。(ひつじのまーこは自分の不甲斐なさに、本気で、落ち込んでしまいました)
あとがき
フィレレースの結び方は、初めてだとちょっと複雑に思えるかもしれませんが、慣れれば大丈夫。手元を見なくても、出来るようになっていきます。何せ、結び方はこれ一つしかないんですから・・・・
でも、様々な形状に作っていくことが出来るので、次回からは、その辺りの話をしていこうと思っています。