目を作り、鎖を編み始めました・・・
そして疑問を感じます。「鎖編みの最初の目」って、作り目の数に入れるの入れないの???
※参考にした書籍のうち、Amazonで購入できるものは、最後にリンクがあります。
「最初の目」は、1目それとも0目?
初心者は(いや、初心者でなくても、自己流で学んだ方などは)、鎖編みの最初の目を、1目と数えるのか、数えないのか、悩むと思います。さて、正解は?
テキストをチェック!
最適なかぎ針の号数の資料として取り上げた日本ヴォーグ社『手あみのテクニックブック』では、
と書かれています。
が、㈶日本編物検定協会のレース編物技能検定3級用のテキストでは、
一体、どちらが正解なのでしょうか?
ひつじのまーこ流
ここからは、ひつじのまーこ個人の見解になりますが、
という感じでとらえるのがいいのではないかと思います。なぜかと言うと、
- 「鎖編みの最初の目」を1目として数えるためには、程よく緩めておかないといけないので、作り目の数が多い場合など、知らない間に糸を引っ張ってしまって目が詰まり、見つけにくくなってしまうこともある。
- 「鎖編みの最初の目」を拾う時、他の鎖編みの目と形が少し違うので、慣れないとどの糸から拾ったらいいのか、わからなくなりがち。
だから、通常は「鎖編みの最初の目」を1目と数えずに編んでいくのがいいでしょう。
でも、実際に編んでみるとわかると思いますが、「鎖編みの最初の目」を0目とすると、この目が小さな結び目として残ってしまい、編地にポツンとした膨らみが出ている状態になります。
なので、この状態が目立ってしまうデザインの時だけは、「鎖編みの最初の目」を1目として数え、ポツンとした膨らみを残さないようにするようにしたらどうでしょうか。
ちなみに、ひつじのまーこは、
- 輪に編み時
- アイリッシュクロッシェレースの葉を葉脈(中心)から編む時
は、「鎖編みの最初の目」を1目と数えるようにし、それ以外の時は基本的には「鎖編みの最初の目」を数えないようしています。
あとがき
試験を受ける場合や、講師の方の指示があった場合などは、それに従う。でも、個人の楽しみや、オリジナル作品を作る時などは、規制はないので、それぞれがやりやすい方法や、望ましいと思われる方法を使うというのがひつじのまーこのスタンス。
なので、あのやり方もこのやり方もOKというような結論が多くなってしまいます。今後の記事も、そんな感じで進みそうで・・・ちょっと怖い。