
マーコにレース糸もらったけど、どのレース針で編んだらいいかわからないよぉ!

好きな号数で編めば?

そんな、いい加減なことでいいの?

大丈夫、大丈夫。
出来上がりがちょっと大きくなったり、小さくなったり、ダレたりするだけだよ。

そんな風にしたくないから聞いてるのに!
糸と針の関係
ホアンに、答えるのが面倒で、ちょっといい加減なことを言ってしまいましたが・・・・、
レース糸とレース針の一般的な関係
クロッシェレースを作る時、レース糸とレース針のペアはそれなりに決まっています。
具体的に見ていきましょう。
レース糸の太さ | レース針の号数 |
---|---|
8番 | 0号または2号 |
18番 | 3号または4号 |
20番 | 5号または6号 |
30番 | 7号または8号 |
40番 | 8号または9号 |
50番 | 10号または11号 |
60番 | 11号または12号 |
80番 | 12号 |
100番 | 14号 |
これが、一般的に適当と言われている糸と針の関係です。
綺麗に編めない!
が、妄信してはいけません!
人によっては、この表通りのレース糸とレース針を使ってもきれいに編めない場合があります。
それは、人によってテンションが違うからです。
テンションというのは、糸を引く強さのことですが、これが曲者で、一定に保つのが難しい上に、一度癖がつくとなかなか治らなかったりします。
初心者は、極端に糸を強く引いたり、弱く引いたりしがちです。また、日によってテンションが変わりがちです。
なので、上記の表通りの選択をしても、上手に編めなかったりします。
そんな時は、出来上がったものをじっくりと観察し、編んだものが、
硬くなっている場合は、より太い針
緩くなっている、ダレている場合は、より細い針
で編みなおすことをお勧めします。
もちろん、一般的な糸と針の関係で編めるように、自分のテンションを変えるべく、練習し続けるという選択も出来ますけどね。(ひつじのまーこ的にはこの選択をしてほしいですけど)
どっちを選べばいいの?
さて、先ほどの表をもう一度思い出してみてください。
何か気づいたことがありませんか?
レース糸の番号は一つなのに、レース針の号数が二つ書かれていたことに気づきましたか?
例えば、40番のレース糸は8号、または9号で編むように勧められていました。
こんな風に書かれたら、初心者は悩みますよね。
「どっちの方がより良いの?」って…
答えは、「人による」です。
緩く編みがちな人や、硬く編みがちな人がいます。
ですから、レース針の号数に幅を持たせてあるのです。
また、作品によっては、緩く編みたかったり、硬く編みたかったりします。
それらを叶えられるように号数に幅を持たせてあるともいえます。
分からなくなりましたか?
自分が緩く編みがちだと思ったら、より細い号数の針を選択すればいいですし、硬く編みがちだけど、カッチリと編み上げたいと思うのであれば、より細い号数の針を選択してもいいわけです。
全てあなた次第。お好きなようにレース針を選んでください。
この辺を説明し始めると、とっても面倒なので、ひつじのまーこはホアンにいい加減な答え方をしてしまったのですが・・・、
皆さんは、今回の説明で少しは納得していただけましたか?
結局、どのレース針を選べばいいの?
- 初心者で、自分が硬く編みがちか、緩く編みがちか、わからない。
- 作品を柔らかく仕上げ方がいいのか、硬めに仕上げた方がいいのかわからない。
「自分の癖がわからない。希望がわからない」 そんな方々にとっては、今回の話は混乱をもたらすだけでしょう。
ですから、最後に、レース針の選択に悩んだ時のとっておきの裏技(?)を紹介いたしましょう!
レース糸のラベルをご覧ください!
そこに答えが書かれています。
『レース針 〇号~△号』
二つ書かれていたら、手持ちの針で編み始めましょう。
両方の号数の針を持っていたり、今から針を購入する場合は、とりあえず太い方の針で始めましょう。
まず、失敗はないはずです。
とりあえず、編み始めてみることが大事ですよ。