前回、解説しきれなかったボビンレースの道具について、書いていきますね。
ボビンレースの道具
ボビン
前回の記事をご覧ください。
ピロー
前回の記事をご覧ください。
型紙
ボビンレースの型紙は、紙に図案を描いて、ピンを打つところに印をつけた紙をいいます。
用紙は、ラシャ紙のように厚めのものを用意してください。
ひつじのまーこは、ラシャ紙ではなく、もう少し薄めの、右の画像のような厚めの模造紙のような用紙を使っています。(図案が描いてないけど…)
理由は、ラシャ紙だと、プリンターで印刷できないから。上の画像の用紙は、家のプリンターで印刷可能なので、これを選びました。
実は、型紙に図案を描きこむのが結構、面倒なのです。もちろん、自分で図案を描くようになれば、大丈夫なのでしょうけど、最初のうちは書籍から図案を写して、練習をしますよね。となると、書籍の図案に穴をあけるわけにはいかないので、
- 書籍の図案をトレーシングペーパーなどに写し、
- 型紙になる紙と重ねてピンを刺すところに穴をあけ、
- ガイドとなる線を描く
という作業をしなければいけません。早く、作りはじめたいのに、このような準備作業は面倒です!(ひつじのまーこだけ?)
だから、文明の機器『プリンター兼コピー機』を使います。となると、プリンターで印刷できない紙では困る! という訳で、上記のような用紙を使うのです。
家のプリンターでは、コピー用紙以外受け付けない、とか、専用の紙を用意するのはちょっと…、という方にはこんな手もあります。
普通のコピー用紙に、図案をコピーして、左の写真のようなフィルムを張ります。すると、普通のコピー用紙が硬くなって、下の写真のように、型紙として使えるようになります。
写真で紹介しているフィルムは、ボビンレース用のフィルムなので、ブルーがかった色をしていますが、手に入らない場合は、本などのカバー用に売っている透明なフィルムでも代用することが出来ます。(ただ、その場合は、糸が見やすいようにコピー用紙の方を色付きのものにすることをお勧めします)
最後にもう一つアドバイス。トーションレースのようなストレートなブレードを作っていくレースの場合は、方眼紙を使った方がきれいに図案を描くことが出来ると思います。(コピーするつもりなら、方眼用紙である必要はないかもしれませんが)
ピン
ボビンレースは、ピンを刺しながら作っていきます。なので、ピンはなくてはならないものです。
ボビンレース用のピンは、専門のものも売られていますが、ぶっちゃけ虫ピンでも使えます。
ですが、専門のピンの方が、
- さびにくい加工がされている
- 細さ・長さと、強度のバランスがいい
- 頭の形が(比較的)揃っている
などの点で優れています。ですから、今から買うのであれば(値段が倍近くしますが)ボビンレース用のピンを購入した方がいいでしょう。
ちなみに、ひつじのまーこは、今、3種類のピンを持っています。右二つは『双鳳ピン(左がNo.2、右がNo.4)真鍮製』で初心者から専門家の方まで使えるピンで、左はブリュージュフラワーワークのような小さいモチーフを作る時などに使うピンです。
「双鳳ピン真鍮製」以外にも、使い勝手の良いピンがあると思います。ネットなどで探してみてくださいね。
ちなみに、長さは30~40㎜、太さは0.5~0.75㎜、のピンがお勧めです。
その他
今回も書ききれませんでした。次回は絶対に書きます!
あとがき
今回で終わりにしようと書き始めたのですが、終わらなかった!
次回、「なくてもいいけど、あった方が便利な道具類」について書こうと思います。
お楽しみ(?)に!