バテンテープのとじ付け(4)-巻かがり

かがる場所を移動する方法 基礎知識(バテンレース)

バテンテープのとじ付け

バテンテープの扱い方

詳しくは3回前の記事をご覧ください。

バテンテープの仮固定

詳しくは前々回の記事をご覧ください

しつけをする

詳しくは前回の記事をご覧ください。

巻かがりをする

バテンテープを台紙に乗せて、しつけまで終わると、かがりが出来るような気がしますし、実際にかがってもほとんど支障はないでしょう。

でも、かがりが終わって、台紙から外すと悲惨なことになります。つまんで綺麗に形を整えた角が外れだらしなく伸び、輪にして重ねたテープが自由を取り戻してパタパタと動き出してしまうでしょう。

こんなことにならないように、面倒でも、巻かがりをしていきます。

必要な用具

巻かがりをするために必要なものは、

  • (カタン)糸
  • ハサミ

です。

 

」は、通常の白いバテンテープを使用している場合は、綿製の白い糸を用意します。黒いバテンテープの時は、当然、黒糸を用意します。要は、巻かがりをしたことがわからないような糸を用意してください。また、太さ(番手)についてですが、特に指定はありませんが、目立たせたくないので、極端に太いものは避けます。(参考までに、ひつじのまーこは、60番を使っています)

 

」は、しつけの時に使った縫い針を使うように本には書かれています。が、あわてんぼうのひつじのまーこは、縫い針を使うと、バテンテープの糸を割ってしまうことが少なからずあるので、かがり用の針先の丸い細めの刺繍針を使うことが多いです。刺繍針の方が針穴が大きいので糸を通すのも楽ですしね。

 

始めと終わり

巻かがりをする時は、結び目を作りません

というより、作っても無駄です。バテンテープが手元にあればお分かりかと思いますが、隙間が多いので相当大きな結び目を作らないと抜けてきます。

では、どうするのか?

 

開始時は、かがる時に糸端を巻き込みます

糸端を巻き込んだ例

1~2㎝ほど残した糸端(黄緑の線)を巻き込みながら、巻かがり(赤い線)をします。巻き込む長さはテープの幅ぐらい、つまり1㎝程巻き込めば抜けてくるような心配はありません。

終わりの糸端についても、同様に巻き込めばいいのですが、続けて巻かがりをしない場合もありますよね。なので、ひつじのまーこは直前に巻かがりをした部分に針をくぐらせ、引き締めてから、糸を切るようにしています。上の写真の黄緑色の線が針に変わったと思ってください。

 

これ以外に、結び目を作らずに始めたり終えたりすることも出来ます。3~4回同じ場所に針を入れるだけです。ハリのある糸を使っている場合は、たまにほどけてくることもありますが、通常の綿糸を使用しているときはこのやり方でも、結び目を作らないでいけます。

 

巻かがりをする場所

これが、結構あるんですよね。

 

例えば、下の写真のようなデザインの場合、丸で囲んだ部分がやらなければいけない場所です。

巻かがりをする場所

赤い丸で囲んだところ」は、角を作るためにテープをつまんだところです。つまんだ三角形の周囲をぐるりと回るように、巻かがりをします(下の写真下のピンクの実線)。

ピンクの丸で囲んだところ」は、鋭角を作るためにつまんだところを割って三角形にしたところです。この三角形の周囲はもちろん、三角形で見えなくなっている中心部分もかがらなければいけません(下の写真左のピンクの実線)。また、左右の輪もこの鋭角に接するデザインなので、輪と鋭角を結ぶように巻かがりをします(下の写真左の青い点線)。

巻かがりをする場所のアップ

緑の丸で囲んだところ」は、バテンテープが重なっているので、それをとめるように巻かがりをします。具体的には、上の写真の右側の青い点線のように巻かがりをします。テープの重なりが見えるところはよほどのことがない限りかがると思いますが、下に隠れているところは忘れがちなので、注意しましょう。また、隣り合う輪の根元辺りも離れないようにかがるようにします。

青い丸で囲んだところ」は、隣り合う輪が離れないようにかがっておきます。

 

かがる場所は、デザインによって変わります。が、ほとんどの書籍が、巻かがりをする部分の指定がされていません。台紙から外した時に悲劇が起こらないよう、想像力を発揮して、抜かりなくかがるようにしてください。

 

移動の仕方

かがる場所を丸で囲んで示した写真を見ていただくと一目瞭然でしょうが、かがる場所は、離れていることが多いです。

赤い丸→黄緑の丸→ピンクの丸→赤い丸→・・・

丸から丸へ移動する時、いちいち糸を切っていては仕事がはかどりませんから、糸を切らずに移動します。具体的には、下の写真のように、

かがる場所を移動する方法

テープの縁を巻かがりをしながら移動します。

この時、テープの内側を巻かがりするようにしてください。内側なら、これからかがりをしていくので、この巻いた部分が目立ちにくくなります。

外側に巻いていってしまうと、巻いていないところと、巻いたところとが出来てしまったときに、意外に目だったりするので避けた方が無難です。

 


あとがき

巻かがりのやり方は説明しませんでしたが、大丈夫ですよね? わからない方は、ネットで検索して確認してくださいね。

この工程が終わったら、いよいよ、本番のかがりです。やっと、という感じですよね。