バテンテープを台紙に貼ることをなんと表現したらいいのか、わからなくて適当な言葉にしています。もし、手元にある本と表現が違っていたら、皆さんの頭の中で変換しながら読んでいってくださいね。
バテンテープのとじ付け
前回の記事を参考に、台紙の準備が出来たら、バテンテープを図案通りに貼り付ける作業をしましょう。
「貼り付ける」と言っても、糊やテープでしっかりとくっつけてしまうのではなく、しつけ糸でとじ付けます。
バテンテープの扱い方
バテンテープとは?
一般的な手芸店の店頭にはあまり並んでいないのですが、バテンテープと言われる特殊なテープがあります。
一見、地味な感じのレースのリボンに見えますが、そうではありません。テープの両サイドに、少しハリのある糸(引き糸)が入っていて、これを引くことで、ギャザーを寄せたりタックを取ったりしなくてもテープを左右に自由に曲げることが出来るようになっています。
この引くための糸はテープの材料の糸とほぼ同じ色をしているため、目立たなくていいのですが、最初に引き出すときはちょっと苦労するかもしれません。
直線部分
図案の直線にテープを貼る場合は、何も考えず、乗せていくだけです。
曲線部分
曲線の内側になる方の引き糸(下の写真の矢印部分)を引き、カーブに沿わせるようにしていきます。
引き糸を強く引くと、カーブがきつくなり、テープの幅が少し広がります。が、あなたの失敗ではありません。誰がやってもそのようになるので、気にせずにいきましょう。
角の部分
角を出したい時は、基本的に折りたたみます。が、角度によってたたみ方が変わります。
- 鈍角の時は、右か左、どちらかに倒すように折りたたみます(下の写真の三角形の部分が折りたたんだところです)、が、鋭角の時のように折りたたんでもOKです。
- 鋭角の時は、片方に折りたたむと折りたたんだ部分がテープからはみ出してしまうので、三角形の部分を開くようにします(固定してないので角度が出ていることがわかりにくいかもしれませんが、下の写真のような感じに折りたたみます)
テープの最初と最後
テープの切断部分は、結構ほどけやすいので、もったいないなぁと思っても、2~3㎝は始末用に余分を見積もっておきます。
基本的に、テープが重なるところで始め、テープの重なるところで終わらせるようにし、切り口のところが表に出ないように二つ折りにして縫い付けるようにします。
また、終了位置が開始位置と一致している場合は、両者をつなぐような感じで始末していきます。人によって様々なやり方があると思いますが、ひつじのまーこはこんな感じで始末することが多いです。
でも、重なり部分があまりにもごつくなりそうな時は、こんな風に始末します。
つまり、絶対にこうしなければいけないという方法があるわけではないので、作品全体の雰囲気を壊さないように、かつ、ほどけてこないように始末してください。
あとがき
テープの扱い方だけで、結構な分量になってしまったので、今日はここまで。次回は、台紙にテープを貼っていく工程を説明します。