バテンレースで使われるかがりをいくつかのグループに分けて説明してきました。
- ネット状のかがり
- 千鳥かがり
- くもの巣かがり
- 棒状のかがり
分類の仕方に少なからず問題はあったような気がしますが、そこは、置いといて・・・・
今回からは、これらのグループに入れるには(ひつじのまーこが個人的に)少し問題があるように感じるかがりを『その他のかがり』として紹介していきます。
その他のかがり
※かがり方についても、解説しようと思っていたのですが、工程が少々複雑なものが多いので、今回は省略しています。
ベネチアンステッチ
シングルネットステッチをかがる時に、1段おきに、ループに4~5回ボタンホールステッチをかがるとこのステッチが出来ます。
上手な方がかがると、大きめのシングルネットに餃子がぶら下がっているような感じのかがりになりますが・・・(「餃子」という表現もどうかと思いますが、食いしん坊のひつじのまーこにはそう見えるんですゥ)
ひつじのまーこのは、幸か不幸か、そんな風には見えないかもしれません。
ベネチアンローズ
素敵な名前がついていますね♡
でも、名前の由来は、ひつじのまーこは知りません。興味のある方は調べてみてください。
日本へ移行に糸を渡しながら、二本線が交わるところにノット、ノットとノットの中間の二本線にノット2回とボタンホールステッチ3回することで、このようなかがりを作ります。
ひつじのまーこの見本は、中間点に作る「ノット2回+ボタンホールステッチ3回」をバラのように作れないので、完全に名前負けしてますが・・・
イングランドローズ
縦横斜めに糸を渡し、この8本の交点にローズをかがったものです。
名前の由来ですか?
聞かないでください。
一見簡単そうに見えますが、糸を渡しながらローズ部分を作っていくので、幾何学模様のように整然と並んでいるように仕上げるのは結構難しいです。
渡し千鳥かがり
ひつじのまーこがわかりやすいように名付けてみました。(だから、前の3つに比べると名前が美しくないんですけどね)
糸を横(平行)に渡し、これらの糸に千鳥かがりをしていくと出来上がります。
糸を渡しただけのところにかがるので、とても不安定でかがりにくいです。
なので、ひつじのまーこはこれをかがったのは過去に2回だけ! 上の写真は2回目にかがった時のものです。(2回目だから、目がそろってなくても許してね)
ボタンホールSt.ピコット
これは、ニードルポイントレースで使われます。
ニードルポイントレースでは、全てかがった後に輪郭に当たる部分にボタンホールステッチをしていくのですが、かがるだけではかわいらしくならないので、ピコットを作るなどしてアクセントをつけます。糸だけで作ったりもしますが、もう少ししっかりさせたい時には、この『ボタンホールSt.ピコット』をするのです。
ボタンホールバーを作っている途中に、前にかがったところに針を入れて糸を1往復半渡し、これにボタンホールステッチをしていくだけです。
ニードルポイントレースの輪郭は太めに作るのでこのピコット部分が小さくてかわいらしくなるのですが、バテンレースだと・・・どうでしょう? かわいらしく見えますか?
あとがき
バテンレースの本を見ると、もっとたくさんのかがり方が紹介されているので、もっと紹介したい気にもなりますが、見本を作るのも大変だし・・・なにせ、ひつじのまーこは、かがりがあまり上手じゃないし・・・・ということで、ここまでにしておきます。
かがり方をもっと知りたいという方は、市販されている書籍を参考にして覚えていってください。